逞しく生きて天寿を全うした雑種ちゃん

我が家にいた愛犬は、16歳まで生きました。

私が幼稚園児の頃、一つ下の妹の同級生の家で産まれた雑種でした。

5匹兄弟の中でこの子だけが女の子で、祖父にあたる犬が柴犬ということもあり、柴犬によく似た可愛い子でした。

名前は母の独断で「ラテ」と名付けられました。

体毛の色からイメージされたものと思われます。

なぜかほとんど水を飲まない子でした。

真夏の暑い日に水を飲んでいる姿を見かけることがある、という程度でした。

ですので、水分不足にならないよう毎日のエサにたっぷりと水を含ませて与えていました。

一応それで元気に長生きしてくれました。

小学校入学から大学入学まで、記念撮影の写真にはいつもラテが一緒に写っています。

小学校に入学した日の写真では、しゃがんだ私と同じサイズ感でやんちゃな顔をしていたラテですが、大学に入学した日の写真ではスーツを着て立っている私を優しく見上げています。

最後の2年ほどは目も見えにくくなり、痴呆もあったようでした。

お散歩の途中でよく足が溝に落ちてしまっていたのは、見えていなかったのだと思います。

また、首輪を繋ぐリードにたびたび絡まってしまって鳴いていました。

直しても直しても、すぐにまたぐるぐると自分で回って絡まってしまいます。

エサ箱をひっくり返してしまったり、おもらしをしたり、若い頃にはなかった行動が増え、犬にも痴呆症ってあるんだなと思いました。

それでも元気よく過ごしてくれていました。

いよいよ死期が近いと感じたのは、あんなに大好きだったご飯をほとんど食べなくなった時です。

ちょうどその1年ほど前、我が家の近所に引き取られていたラテの兄弟犬が亡くなったばかりでした。

飼い主さんいわく、最後はご飯を食べなくなったそうです。

同じでした。

そして年末の寒い日に、家族に看取られながらラテはそっと目を閉じました。

病気はしていなかったので、まさに寿命だったのだと思います。

近所の動物専用の火葬所にお世話になり、今は他の沢山の動物たちと一緒に眠っています。

フレンドリーな性格で、お散歩中に見かけた他の犬と遊びたくてしょうがない子だったので、天国でみんなと楽しく遊んでいると思います。

ラテとの生活に対して後悔がないと言えば嘘になります。

もっと遊んでやれば良かった、もっと甘やかして、美味しいおやつもあげれば良かった、最後の晩に寝ずに一晩中付き添っていれば良かった…沢山出てきます。

もう今となってはラテにしてやれることは何もありませんが、せめてその後悔を忘れず、また新たに犬を家族に迎える時には悔いのないよう一緒に過ごしたいと思います。

出典:モグワンドッグフードの特徴やメリット※口コミ評判はどう?